県内ニュース外国人の子ども、こうして支援 山大教員ら“指南書”作成中
2010年08月06日 19:01
県国際交流協会のホームページにアップされる外国人児童生徒受け入れハンドブック
県内の小中高校に在籍する外国人児童生徒は、2008年9月1日現在で37校45人。外国から嫁いだ女性が母国から子どもを呼び寄せるケースが多く、周囲の支援に温度差があるのが現状という。ハンドブックは、地域全体で子どもをサポートするネットワーク構築につなげようと、山形大基盤教育院の内海由美子准教授(日本語教育)が中心となり、プロジェクトチームを編成し、作成している。 執筆は内海准教授のほか、外国人児童生徒の支援活動を展開する民間ボランティア団体の関係者、支援にかかわってきた小中学校の教員ら。実際の事例や県内の小中学校を卒業した外国出身者の経験談を紹介しながら▽受け入れの手順▽校内のサポートチームの役割と活動▽外部支援者の活用▽保護者への対応−など、学校の受け入れ態勢を中心に解説している。これまで支援を行ってきた機関の連絡先も掲載する。 校内のサポート態勢では、支援の柱として▽担任との信頼関係構築▽心を落ち着かせることができる場所の確保▽友達、担任以外の教職員など安心できる存在の確保−など人間関係の構築を挙げ、「座席は担任の近くにする」「いじめや差別には毅然(きぜん)とした態度で」などとアドバイスする。 また、日本語で日常会話ができるようになっても学習に必要な「学習言語」の習得には時間がかかるため、継続的指導が重要という。 トヨタ財団の助成を受け08年から作業を進めてきた。山形大で9日午前10時半〜午後5時、ハンドブックを紹介する研修会を開く。問い合わせは内海准教授023(628)4932。
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