県内ニュース“自然のクーラー”発見 山形・新山地区に「風穴」
2010年07月31日 14:29
真夏でも10度以下の冷たい風が吹き出す風穴=山形市新山
穴は高さ0.5メートル、幅1メートルほどの半円形。中をのぞくと、ごろごろとした大きな岩石が堆積(たいせき)した層の上を黒い土が覆っている。風に強弱はあるが、絶えず中から噴き出している。 土地の所有者で、近くに住む常川源之助さん(81)によると、風穴のある場所は、少し前まで地元の人が田畑に通う道の脇にあった。「父親からも、やぶの中から冷たい風が吹いてくる場所があると聞かされていた」と常川さん。風の出口付近に寒暖計を置いて測ってみると、吹いてくる冷気は1年を通じ、7〜8度と一定しているという。 川辺教授によると、1000万年前ごろの火山活動で噴出した火山灰が硬い凝灰岩となって山となり、その山のあまり風化していない急な斜面が崩壊し、ごつごつとした岩ががけの下に半円すい状に積もる「崖錐(がいすい)」を地面の下に形成している。崖錐の岩のすき間にたまった水が冬季間に凍って夏も解けずに“雪室”のような状態になっており、土の層のすき間から入り込んだ空気がこの冷たい層で冷やされながら対流し、噴き出すメカニズムだという。 県内では、天童市の「じゃがらもがら」をはじめ、同様の風穴が幾つか確認されているが、川辺教授は「硬い岩石が崩壊して崖錐をつくるような場所でしかできない」という。常川さんは「多くの人に広く風穴の存在を知ってもらうことで、この地域の活性化に結び付けば」と話している。
|
文字サイズ変更
山形新聞からお知らせ
|





高校野球
燃えよモンテディオ
楽天イースタン情報
高校サッカー
県中学野球
モーニング野球
わいわい子育て
音読・やまがたの民話
県内釣り情報
県内イベント情報
ちょっとそこまで
やまがた橋物語
美術館・博物館めぐり
スキー場ガイド
県議会会派、議員名鑑
税こんなとき
21世紀山形県民会議
電子速報版