県内ニュース校舎に感謝、トイレ磨く 16日卒業式の山形六中3年生
2010年03月15日 09:46
卒業式を前に、感謝を込めてトイレの便器を磨く生徒たち=山形市・山形六中
県内各地の学校などでトイレの清掃活動に取り組む「山形掃除に学ぶ会」(冨田浩志代表世話人)が企画し、同校が快諾。3年生の有志99人を含む生徒、保護者、市民ら約290人が参加した。校内に10カ所あるトイレに分かれてスポンジやタワシなどを使って便器や床を手で直接磨いた。 普段、便器に触れることのない生徒たちは初め、抵抗感があるのか緊張した様子。しかし、同会のメンバーに「円を描くように磨こう」「ひざをついた方が力が入るよ」などとアドバイスを受け、次第に真剣な表情になった。 3年生の菊池圭輔君(15)は「汚れがどんどん落ちるので楽しくなった」。生徒たちは便器に顔を近づけ、ふちの裏側など見えにくい部分の汚れも真っ白になるまで磨き上げた。早坂正朗君(15)は「ここまできれいになるとは思わなかった」と感激の面持ちだ。 清掃を終え、2日後の卒業式を待つばかりとなった生徒たち。三浦奈々海さん(15)は「校舎への感謝の気持ちがいっそう深まった。気持ちよく卒業できる」と、達成感に満ちた表情で話した。佐藤柾人君(15)は「やりがいがあるので来年もぜひやってほしい」と後輩に期待を込めた。 自らも清掃に参加した秋葉校長は「一歩踏み出して行動する大切さが分かってもらえたと思う」と3年生の成長に目を細めていた。
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