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県幹部人事固まる、企業管理者に高橋氏 総務部長には中村氏が有力

2010年03月13日 11:55
 2010年度に向けた県の人事異動に伴う作業が大詰めを迎え、幹部級の配置がほぼ固まった。特別職の企業管理者には高橋邦芳議会事務局長が就任する見通し。藤田穣総務部長は総務省復帰が確実視され、後任には中村稔文化環境部長が有力視されている。内示は19日の予定。

 就任から1年で退く細谷知行企業管理者の後任として、高橋議会事務局長の登用が固まった。高橋氏は今春の退職者の中で部長級経験が4年と最も長く、教育次長兼国体室長、商工労働観光部次長、改革推進監、さらに3年務めた議会事務局長といったポストを歴任する中で培った人脈と幅広い経験が高く評価されたとみられる。

 総務省出身の藤田氏は02年度から8年にわたり県に在籍し、総合政策室長、文化環境部長、健康福祉部長を歴任。総務部長就任から1年8カ月で本省復帰が確実視され、後任には財務省出身の中村文化環境部長の就任が有力視されている。

 新たな第3次県総合発展計画の推進に加え、部局間連携の調整役として総務部内に新設する部長級ポスト、戦略調整監への人事配置が注目されるが、ともに部長級4年目で、庁内全体に目が行き届く斎藤亮一庄内総合支庁長、森谷裕一農林水産部長の名前が挙がっている。森谷部長が就いた場合、斎藤総合支庁長は後任の農林水産部長に入る可能性が高い。

 県は10年度、文化振興、消費者行政、環境対策、危機管理対策に加え、商工労働観光部から雇用労政部門を移管し、県民生活と暮らしの安全に関係する幅広い分野を所管する生活環境部を新設する。初代部長には産業経済と危機管理両部門に通じる佐藤和志商工労働観光部長が浮上、2年間で2万人の雇用創出を目指す雇用安心プロジェクトの実現に向け、引き続き手腕を振るうもようだ。同部長は危機管理監を兼務する。

 健康福祉部長と商工観光部長は、総務省との新たな人事交流による配置のほか、次長級からの抜てきが検討されている。

 知事直轄の部署として09年度発足の子ども政策室は、県子育て基本条例の制定、やまがた子育て応援プランの策定を経て具体的な施策を実行する段階に入るため、子育て推進部として部体制に移行するが、鏡京子子ども政策監が事実上留任するとみられる。土木部は県土整備部に改称される予定で、計画的で効率的な県土整備を推進するため、国土交通省出身で就任から間もない鹿野正人部長の留任が濃厚。

 来春に迫った統一地方選を念頭に、議会事務局長は部長級経験者を充てる方針か。県内4地域の総合支庁長は一部が留任とみられ、新任される総合支庁長のうち1人は、地域の重要課題への対応を視野に技術職からの起用が取りざたされている。

 部長級への昇任は5人。次長歴3、4年目を中心に総合支庁長、教育庁理事、人事委員会事務局長といったポストへの配置が進むとみられる。

 14年ぶりとなる本庁組織の大幅な部局改編と退職者の増加などに伴い、異動規模は前年度比で100人程度多い1820人前後が見込まれる。
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