県内ニュース「つや姫」原料に4種類の米菓 農商工連携事業で寒河江屋など開発へ
2010年03月09日 20:08
仙台市内の主婦など計20人の公募モニターが参加して開かれた試作品の品評会=仙台市
この事業は、寒河江屋と東北ぼんち製菓、寒河江市内の米生産農家鈴木耕二さん、山形大地域共同研究センター(米沢市、小野浩幸センター長)の4者が連携して進めている。 微生物農法による減農薬栽培に取り組む鈴木さんが生産した安全・安心なつや姫を原料に、東北ぼんち製菓が、これまでにない食感や形状、味の米菓を開発、製造。寒河江屋が販売ノウハウや店舗網、インターネットなどを活用し、全国に販売・アピールする。山形大地域共同研究センターは、食感の改良やチップス形状にするための新製法、新設備に関する技術などを提供する。 去年2月に東北農政局と東北経済産業局から農商工等連携促進法に基づく農商工等連携事業計画に認定された。秋以降、山形農政事務所から試作用の原料としてつや姫1トンを譲り受け、開発を進めてきた。 今回、出来上がった試作品は、チップス状の米菓に和菓子で使われる和三盆糖をまぶした「ライスチップス和三盆味」、のりとしょうゆで仕上げた「ライスチップスのりしょう油味」、棒状の米菓に特殊乾燥させた秘伝豆を交ぜた「ライススティック秘伝豆」、チーズ粉をまぶした「ライスバーチーズ」の4種類。東北ぼんち製菓マーケティング室の阿部孝一郎課長は「従来の米菓の概念にとらわれず、幅広い層の人が楽しめる新しいイメージの米菓を提供したかった」と話す。 品評会では、仙台市内に住む20〜50代の女性モニター計20人が2組に分かれて試食。色、形、香り、食感、味、大きさについて率直な感想を述べた。これらの意見や感想などを基に、さらに改良を重ね8月中旬までに完成品を仕上げる予定だ。 阿部課長は「製造、小売りが同じ敷地にあることで、顧客の声をすぐに商品に反映できるという強みがある。高品質なつや姫を原料にし、米栽培から商品販売まで全工程で顔が見える米菓として売り込んでいきたい」と話している。
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