県内ニュース「ひっぱりうどん研究所」開設 村山・戸沢地区公民館
2010年03月07日 15:20
ひっぱりうどんの鍋を囲み、「地域宣言」を読み上げる戸沢地区の住民たち=村山市戸沢地区公民館
ひっぱりうどんは、県内陸地方に伝わる独特のうどんの食べ方。乾めんのうどんをゆでて鍋から直接取り、熱いまま納豆や缶詰のサバ、ネギなど好きな具を入れたタレにつけて食べる。発祥の地は不明だが、戸沢地区で炭焼きをしていた人たちが山ごもりの際、乾めんや手作りの納豆などを持ち込んで食べたのが始まり−という説もある。 戸沢地区公民館は先月、旧暦の大みそかに食べる運動を始め、この日を「旧暦・年越しひっぱりうどんの日」とする地域宣言を行った。魅力的な食文化の研究を深め、成果を発信していこうと新たに研究所を立ち上げた。 同公民館や民間生涯学習施設・樽石大学、若手有志による「戸沢盛り上げ隊」の関係者、社会教育推進員、郷土史研究家、食生活改善推進員などが研究員を務める。 ひっぱりうどんのおいしい食べ方の開発・普及に取り組み、「冷たい版」も研究するという。また、子どもたちに納豆作りを体験してもらったり、他の郷土料理と組み合わせた料理教室を開くなどして伝統の味を継承していく。地域で食べられる店、お客に出せる家庭を開拓する一方、乾めんと具のセットの商品化なども模索する。 旧暦暮らしのスローライフ運動を提案。二十四節気に合わせて季節ごとに食べる日を制定し、ひっぱりうどんカレンダーを作る。今月末の公民館まつりで、家庭の食べ方を集めた「わが家のひっぱり大集合」を開くなどイベントも展開。「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(愛Bリーグ)に参加を申し込んでおり、全国大会「B−1グランプリ」への出場を目指す。
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