|
最上川200キロを歩く〜小学校探検リレー
第3週 白川合流点―睦橋(白鷹) 豊田小(長井)
息のむ大きさ、目が離せない 雨上がれば草笛に夢中
強い風雨の中で長井ダムを見学し、役割について学ぶ子どもたち=長井市
「最上川200キロを歩く」は第3週の21日、長井市立豊田小の5、6年生17人が長井市の白川合流点から白鷹町の睦橋までの区間を担当し、歩き切った。今年完成したばかりの長井ダムを見学。ごう音を立てて水が流れ出、治水や流域のかんがいに役目を果たす大規模施設に息をのんだ。朝からの雨も昼すぎには上がり、雨具を脱ぎ捨てた子どもたち。フットパスの上を快調に歩き、手にした草笛を吹きながら、地元の雄大な景観に感じ入った。
土砂降りの雨に、吹き付ける強風。今年3月に完成したばかりの長井ダムは“世界で初めての見学者”である豊田小の子どもたちを自然の厳しさとともに出迎えた。
長井ダムの高さは125.5メートル。県内にあるダムの中で最も高い。その堤体の上部を歩いた。
上流側に目をやれば、エメラルドグリーンの水を満々とたたえたダム湖が広がり、周りの山々が霧に煙る。次は下流側。手すりから恐る恐るのぞくと「ひゃあー」。ダム湖から取り込まれた大量の水が、どうどうと大きな音を立て、下まで落ちていく。足がすくむような高さに、いつの間にかしっかり体を寄せ合っている子どもたち。「怖い、怖い」と言いながら、迫力の光景から目が離せなかった。「空を飛んでるみたい」「透明な水が集まるとソフトクリームみたいに白くなるんだ」。反応はさまざまだ。
ダムを離れ、最上川沿いのフットパスを歩く。太陽が顔を出した。鳥がにぎやかに鳴き、「ながい黒獅子まつり」の囃子も聞こえてくる。「プー、ピー」と子どもたちは草笛に夢中。「今朝の雨も流れてくるのかなあ」。雪解け水で増水した最上川は、長井ダムから流れ出た置賜野川と合流して川幅を広げ、ずんずんと進んでいった。
|