最上川200キロを歩く〜小学校探検リレー

第2週 糠野目水辺の楽校―白川合流点(長井) 亀岡小(高畠)動画はこちら

暮らしと川深〜い関係 段階経て浄化「大変なんだ」

羽越水害後に設けられた洪水防止の元宿川水門を見学。赤い水門の大きさに驚いた=川西町
羽越水害後に設けられた洪水防止の元宿川水門を見学。赤い水門の大きさに驚いた=川西町
 「最上川200キロを歩く」は第2週の14日、高畠町立亀岡小の6年生の12人が同町・糠野目水辺の楽校から長井市の白川合流点までのルートで歩いた。カッパの石像に見送られて出発した子どもたちは、中間地点となる県下水道公社置賜浄化センターで最上川と生活用水の関係性を勉強。淞郷堰(しょうごうぜき)では川の汚れの具合いを調べた。歩き進む中で目にした鳥や草花、そして大自然。川をきれいにする大切さを肌身で感じ取った。

 水質検査のため立ち寄った淞郷堰近くの国交省災害対策車ステーションの車庫には、水害時に出動する排水ポンプ車などの特殊車両があった。「いつもはもう1台ありますが、被災地の宮城県に派遣されています」と同省山形河川国道事務所の担当者は説明。東日本大震災の影響がこんなところにもあることに子どもたちは驚いた様子だった。

 最初に訪れた糠野目水辺の楽校では、地元に伝わるカッパ伝説にちなみ、川辺に建立された「松太郎」と「川次郎」という背の高さが違うカッパの石像を見学。川次郎の背丈まで水位がくれば水防団が待機し、松太郎の背丈に及べば氾濫に注意が必要−という目印にもなっている。洪水防止のため設けられた元宿川水門も見学し、同事務所南陽出張所の滝口幸司所長は、1967(昭和42)年に県内でも被害が出た羽越水害に触れ、水害への備えの大切さを強調した。

 防災とともに子どもたちが教わったのは、最上川の水質保全。県下水道公社置賜浄化センターで、たくさんの段階を経て浄化されていることを知り、「水をきれいにするのは大変なんだ」「油は流しちゃだめなんだね」。母なる川を守るため、一人一人の意識や取り組みが必要なことを学んだ。
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