第61回 秋季東北地区高校野球県大会
◆YZ.タカスタ(中山町)▽第2試合(12:30/決勝)
(試合終了)
(寒)阿部悠、太田、木村―吉田
(酒)林、佐藤栄―阿部翔、杉本 ▽本塁打=剱持(酒) ▽三塁打=三浦(寒)阿部翔(酒) ▽二塁打=五十嵐、三浦(酒)
【評】酒田南が終盤に底力を見せつけて寒河江工に完勝。剱持の本塁打で2点目を奪って以降は適時打が出ずにもたついたが7回、四死球に4安打をからめて5点を奪い、試合を決めた。林、佐藤栄の継投で4回以降に許した走者は2人だけ。寒工は自慢の打線が4安打と沈黙した。
酒田南、終盤全開
〈寒河江工―酒田南〉7回裏酒南1死二、三塁、4番三浦俊彦が左前に適時打を放ち、4―2とする=中山町、YZ・タカスタチームを大きく育てるために今大会はあえて犠打を使わなかった指揮官が、決勝戦の終盤にギアを1段上げた。7回裏、奥野太香の適時打で3−2と均衡を破ってなお無死一、二塁。打席には3番安井亮輔。それまでは自由に打たせてきた場面で出したサインは送りバント。「いい勝ち方できっちり終わらせたかった」と西原監督。実戦の中で打撃を磨く段階を経て、最後は勝負を決めにいった。 指示通りに結果を出せるのがこのチーム。安井がしっかりと投手前に転がして好機を拡大すると、ここまで2安打の4番三浦俊彦が左前に適時打。理想的な展開で追加点を奪った。さらに死球で満塁とした後は阿部翔太が中越えに走者一掃の三塁打。酒南の底力を見せつけるビッグイニングとなった。 7番、5番と打順を上げ決勝は4番に抜てきされた三浦は「(3安打は)全部詰まった。結果的には良かったが内容は課題が多い」。阿部は「チャンスの方が積極的にいける」。西原監督は両1年生を今大会の殊勲選手に挙げた。4試合で43安打。「東北大会ではヒットを効率的に点につなげられるようにしたい」と西原監督。7年ぶりのセンバツ出場へ。これからは勝利にこだわる段階に移行する。 ■打たねば勝てない ○…夏の王者に力負けした寒河江工。中盤までは食らい付いたものの、7回に5失点。持ち前の打線は封じられ、その差を縮めることはできなかった。吉川文夫監督も「向こうが1枚上だった」と実力差を認めた。 6回までは好ゲームだった。吉川監督が「致命的」と悔やむのは、2番手太田達人が7回の先頭打者高橋北斗に与えた四球。そこから崩れて4安打を浴び、一気に試合が決まった。打撃は林完伍の変化球に翻弄(ほんろう)され、4安打に終わった。この日無安打の主砲・高瀬伸哉は「ここぞの一発が出なかった」。 投手陣の安定も課題だが、寒工はあくまでも、打ち勝つチームにこだわる。吉川監督は「やはり打たなければ勝てない」。東北大会に向け、さらなる打線の強化を誓った。 |
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