第90回 全国高等学校野球選手権山形大会
◆YZ.タカスタ(中山町)▽第1試合(10:03/準々決勝)
(試合終了)
(酒)安井−西
(山)山崎−後藤 ▽二塁打=安井(酒)
【評】酒田南が山形城北との投手戦を制した。酒南は先発安井が直球主体に14奪三振と相手打線に付け入るすきを与えず、打っても8回に決勝点をたたき出した。城北は主戦山崎が粘投したものの、打線が2安打に封じ込まれた。
左腕が14Kの完封劇、自ら決勝点
〈酒田南―山形城北〉14奪三振で完封した酒南の先発安井亮輔=中山町、YZ・タカスタ
「(相手は)狙って三振を奪える投手でチームの中心。絶対負けたくない」。城北の主戦山崎拓也への対抗心はあった。一方で「淡々と低めに投げることだけ考えた」。冷静に、伸びのある直球をコーナーぎりぎりに投げ分けた。「直球の緩急」も駆使し、三振の山を築く。「ドクターK」と称された山崎のお株を奪った。 6月、春季東北大会決勝での苦い経験がある。先発し、ピンチで三振を奪う度に拳を握った。しかし、7点のリードを守れず敗戦。「三振を取ろうとして失敗した」。この日は奪三振へのこだわりを捨て、登板した。マウンドでガッツポーズを見せたのは最後の打者、相手の4番を三振に仕留めた瞬間だけだった。 「終盤は緊張した。(ガッツポーズは)自然に出た」と安井。「山崎投手は良かった。うちの安井はまあまあだったが、よく我慢した」。普段は手厳しい西原忠善監督も及第点を付ける投球だった。 悔いはない ○…前回大会に続き、ベスト4にあと一歩届かなかった山形城北。相手の先発安井亮輔と白熱した投手戦を演じた主戦山崎拓也は、敗戦に目を赤くしながらも「納得のいく投球ができた。悔いはない」と振り返った。 毎回のように走者を背負いながら、直球を主体にコーナーを突く投球で試合をつくり、最少失点で投げ抜いた。「攻めの投球で最後まで頑張ってくれた」と増井文夫監督。山崎は「自分たちの夏は終わったが、後輩たちにはこの大会を糧に成長していってほしい」と夢を託した。 ○酒田南・西凌太(好リードで完封に貢献)直球が伸び、点を取られる気はしなかったが、低めに集めさせた。 ●山形城北・板垣卓(守備でチームをもり立て)打てなかったのは悔しいが、守りでチームを支えることができた。 |
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