第90回 全国高等学校野球選手権山形大会
◆米沢市営野球場▽第2試合(12:10/2回戦)
(延長12回)
(山)高橋翔−高橋航
(米)安部−伊沢 ▽三塁打=片桐(山) ▽二塁打=峯田、板垣2、片桐(山)土屋、佐藤智(米)
【評】山形商が延長12回に5本の長短打を集め、米沢工との熱闘に決着をつけた。山商主戦高橋翔は7回に追いつかれたものの、その後は要所を締めた。米工は延長11回裏2死一、二塁で3番土屋が左前に安打を放ったが、走者が本塁で憤死、サヨナラ勝ちを逃した。
窮地切り抜け、シードの米沢工破る
〈山形商−米沢工〉延長11回裏米工2死一、二塁、3番土屋匠の左前打で二走渡部翼が本塁に突っ込むが、返球を受けた捕手高橋航がブロックし生還を阻止=米沢市営野球場3点差を追いつかれる嫌な展開も、主戦高橋翔平が粘りの投球で主導権は渡さなかった。だが、11回裏に米工に2死一、二塁と攻め込まれ、迎えた打者はここまで4安打の3番土屋匠。力いっぱい投じた初球を、左前にはじき返された。 一塁側応援団からは悲鳴が上がったが、山商守備陣に動揺はなかった。ボールをつかんだ左翼志田貴史は、二走が三塁をけったのを見て、迷わず三塁手山口駿祐に送球。山口からの転送を受けた捕手高橋航は、ブロックで本塁を死守し、雄たけびを上げてベンチへと向かった。 「次の回で決めてやるという空気になった」と主将の板垣大希が振り返る鮮やかな連係プレー。その板垣の二塁打を皮切りに1死満塁とし、6番結城亮祐が三遊間を破って勝ち越し点を挙げると、一気に畳み込んだ。 延長戦で見せた教え子の見事な集中力に、「100点満点」と氏家光彦監督。殊勲打を放った結城は「この調子でどこまでも勝ち続けたい」とナインの気持ちを代弁した。 ○山形商・高橋翔平(12回151球の粘投)低めを意識して投げた。野手に助けられたので、次は自分が助けたい。 ●米沢工・安部匠(173球の力投実らず)初回の失点がすべて。直球のコントロールが良くなく、狙われた。 |
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