第90回 全国高等学校野球選手権山形大会
◆YZ.タカスタ(中山町)▽第2試合(14:45/1回戦)
(延長11回)
(九)倉田―斎藤哲
(山)石井―瀬野 ▽本塁打=斎藤哲(九) ▽三塁打=長谷川(九) ▽二塁打=倉敷2、倉田(九)鈴木(山)
【評】終始押し気味に試合を進めた九里学園が延長で山形南を振り切った。九里は2−2の11回、倉敷、長谷川の連続長打と斎藤哲の犠飛で2点を奪った。先発倉田は山南打線を散発3安打に抑える好投。山南主戦石井は粘り強く投げたが、最後に力尽きた。
苦しんで九里学園 「背番号10」熱投
〈九里学園―山形南〉山南打線を散発3安打に抑え勝利を呼び込んだ九里の先発倉田貴裕=中山町、YZ・タカスタ
4番斎藤哲の本塁打などで2度リードしても、追いつかれた。何度も追加点を奪う好機をつくりながら、「研究されていた」(高橋左和明監督)と山南主戦石井健太郎に要所を締められた。 空模様同様、雲行きは怪しかった。だが、その暗雲を振り払ったのが倉田の右腕。「チームの攻撃の流れが悪い」と感じるや、投球の集中力をさらに高めた。低めに投げ、打たせて取ることを心掛け、10回まで無四死球。「カーブを打ちあぐねた」と山南・佐藤陽一監督を脱帽させる制球で10奪三振。我慢比べを乗り切った。 85回大会の初戦、延長12回サヨナラで山南に敗れた苦い過去がある。高橋監督は「延長の展開を予想していた」とした上で、「(主戦)川原岳斗との継投を考えていたが、(守りの)流れからして代えづらかった。攻撃であと1本が出ず、点を取られる雰囲気でも、倉田が冷静に投げてくれた」と背番号10の好投をたたえた。 |
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