第55回 春季東北地区高校野球県大会
◆鶴岡市小真木原野球場▽第2試合(13:00/決勝)
(試合終了)
(東)赤間、仲野−池田
(酒)安井−西 ▽三塁打=望月(東)
【評】酒田南が勝負強さを発揮して東海大山形に逆転勝ち。犠打をからめ効果的に加点した。同点の6回、連打と死球で満塁とし5番林の2点適時打で逆転。7回に2番田中の右前打で突き放した。東海大は2回に先制したものの、酒南の左腕安井に5安打に抑え込まれた。
酒田南、最後に完勝
〈東海大山形―酒田南〉3回裏酒南1死二塁、1番山本耀志が中前に適時打を放ち、1―1に追いつく=鶴岡市小真木原野球場
「大振りせず逆方向に打つこと」。主将山本耀志から始まる打線の意識は統一されていた。大会屈指の好投手赤間謙に対し、酒南打線は内野の間をしぶとくゴロで抜ける安打を重ねた。6回1死満塁でコンパクトに振り抜いて右前に逆転打を放った5番林完伍は「きのう監督に言われたことを修正したかった。最低でも犠牲フライと思っていた」。同点に追いついた3回、突き放した7回はいずれも四球の走者を犠打で進めた後に適時打が飛び出した。 守備が破たんし、3位に甘んじた昨秋の県大会。投手力、守備力を鍛えて臨んだ今大会は4試合で計6失点、失策は2つだけ。準々決勝までに目についた大振りやバントミスなど攻撃面の課題もこの日のゲームで修正して見せた。「(前日のミスを)真摯(しんし)に反省していた」と西原監督。「爆発力のある打者はなく、ワンチャンスをものにしなければいけない」チーム事情ゆえ、「我慢の野球」の重要性を説く指揮官。さらに強さを増すために、厳しい野球を追求する姿勢はナインに浸透しつつある。 緊張「決勝意識した」−東海大山形 ○…「決勝の舞台を意識してしまった」。18年ぶりの優勝を逃した東海大山形の武田宅矢監督と池田優希主将は同じ敗因を口にした。 春季県大会の決勝に進んだのは15年ぶり。初回に3者連続見逃し三振を喫するなど、打線には緊張が見て取れた。「みんな硬くなっていた」と池田。2回に望月政貴の三塁打で1点を先制したが、以降はボール球に手を出し酒田南の左腕安井亮輔のペースにはまった。 主戦赤間謙は6回、連打と頭部への死球で満塁とした後の打者に勝ち越し打を許し、2番手仲野大輔も四球を足掛かりに、追加点を奪われた。 「自分たちで崩してしまった部分がある」と分析した指揮官。「“この一戦”への入り方を課題にしていきたい」と東北大会、夏に向けた精神面の強化ポイントを挙げた。 |
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