東日本大震災

復興めざす人々紹介、芸工大生らが冊子制作 石巻の新たな魅力伝える

2016年02月18日
震災後に石巻市で新しい生き方を始めた人々を紹介する冊子を作った是恒さくらさん(左)と梅原もも子さん=山形市・東北芸術工科大
震災後に石巻市で新しい生き方を始めた人々を紹介する冊子を作った是恒さくらさん(左)と梅原もも子さん=山形市・東北芸術工科大
 東北芸術工科大大学院(山形市)の地域デザイン領域1年是恒(これつね)さくらさん(30)と、同大美術科4年梅原もも子さん(22)が、東日本大震災後の宮城県石巻市に光を当てた冊子「ISHINO making(イシノメイキング)」を作った。震災をきっかけに住まいや職を替えた人たちを取り上げ、石巻の新しい魅力をたっぷり伝えている。

 冊子は、石巻市の「蛤(はまぐり)浜再生プロジェクト」に取り組む地元若者グループ「はまのね」(亀山貴一代表理事)との共同制作。亀山代表理事が同大の宮本武典准教授を通じ、昨年から石巻市でワークショップを行う是恒さんと、震災後にがれき撤去などのボランティアとして活動する梅原さんに協力を依頼した。

 是恒さんらは昨年9月、石巻市に1週間滞在。震災後に職を変えた人、IターンやUターンした人たちが営む飲食店や工房、ライブハウスなど9カ所を取材した。梅原さんは、ダイビングサービスを手掛ける男性が定期的に浜の清掃活動に取り組んでいることを紹介し、「魚も人もいつか戻ってくるからこそ、美しい海であってほしいという思いに感動した」と話す。

 震災後の比較的早い時期に移住してきた人が多い中、昨年から石巻市で暮らす女性を取材した是恒さんは、「この土地には『よそ者』でも受け入れ、仲間になれる空気がある」と語る。「復興を目指す人たちの根底には、失ったものを取り戻そうというのではなく、もともとあった豊かさを掘り起こし発信したいという思いがある」ことに気付いた。

 ほかに地元の若者たちが薦める16スポットを掲載。冊子はA4判で15ページ。2万部発行し、石巻市内で無料配布している。問い合わせは同大大学院宮本武典研究室023(627)2239。
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