東日本大震災

県の「ボランティアキャラバン」始まる 村山と置賜の若者、石巻で祭り準備

2013年07月14日
境内のがれきを片付ける参加者=宮城県石巻市
境内のがれきを片付ける参加者=宮城県石巻市
 東日本大震災被災地でのボランティアなどを通して若者の人材育成を図る県の「やまがた若者ボランティアキャラバン隊2013」の活動が13日始まった。2年目の今年は3回にわたって活動する。この日は村山、置賜両地域の若者約40人が宮城県石巻市で、地域の夏祭り会場の設営準備を手伝った。

 バスで現地入りした参加者は、被災地支援に取り組む宮城県のNPO法人スマイルシード事務局の加藤美幸さん(26)らの指導を受けた。活動場所は周辺の住宅が津波に流されたものの奇跡的に残ったという渡波(わたのは)地区の通称・明神社。14日に夏祭りとして地元小学生の相撲大会が開かれる境内で、がれきの片付けと草刈りを行った。

 雨がぱらつき、冷たい風が吹く中、参加者は黙々と作業に取り組んだ。うっそうと生い茂る夏草を前に作業療法士梅津憲栄さん(27)=山形市=は「2年4カ月たっても、人の手でしかできない細かい仕事がたくさんある」。地元の消防団員でもある会社員青木保和さん(34)=飯豊町=は「子どもたちが笑顔になってくれれば」と話した。

 境内の一部にはがれきが被災当時のまま残っており、中には写真や預金通帳、子どものサンダルがあった。震災当時、仙台市に住んでいた会社員鈴木茉里さん(23)=山形市=は「復興は進んだが、まだ変わっていない所もある」。

 約2時間の作業で、境内はすっかり片付いた。昨年に続いて参加した会社員高橋秀樹さん(32)=同=は「被災地に限らず、地元でも何かできることがあれば今回の経験を生かしたい」と語った。

 キャラバンは県が主催し、被災地ボランティア活動と県内での地域づくり研修がセット。地域づくり団体「最上の元氣研究所」(最上町)事務局長の押切珠喜さん(52)が総合コーディネーターを務める。

 この日の参加者は8月10日に山形市の山形メディアタワー、9月14~15日に酒田市飛島で研修を行う。最上、庄内両地域の若者は20日に石巻市でボランティア活動、8月11日に新庄市のゆめりあ、8月31日~9月1日に飯豊町中津川で研修に取り組む。
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