東日本大震災

石巻の小学校に携帯型LEDライト贈る 山形電波工高生が作成

2012年11月22日
フィルムケースを再利用した携帯型LEDライト。災害時も役立つ
フィルムケースを再利用した携帯型LEDライト。災害時も役立つ
 山形電波工高(天童市)の生徒が、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の門脇小児童のため、携帯型発光ダイオード(LED)ライトを作成。21日、門脇小を訪れプレゼントした。ボランティア活動の名称は「デンぱんだ大作戦」。傷ついた子供たちをパンダのように優しく包んで、心に明かりをともしたい―。そんな願いがこもったライトだ。

 門脇小は昨年3月11日の大震災で大きな被害を受けた。津波によって車や家屋が大量に流れてきた上、校舎が炎上。児童たちは1キロほど離れた門脇中の校舎を間借りして学んでいる。

 携帯型LEDライトは、帰宅途中の安全や防犯に使ってもらおうと、179人の全校児童と先生用に200個作った。写真フィルムのケースを再利用して、高輝度LEDを装着。約96時間の連続点灯が可能という。ペットボトルの口に差し込むとランタンにもなる優れ物で、災害時にも役立つ。

門脇小児童に手作りの携帯型LEDライトを手渡す山形電波工高生=宮城県石巻市・門脇中体育館
門脇小児童に手作りの携帯型LEDライトを手渡す山形電波工高生=宮城県石巻市・門脇中体育館
 21日は電波工高1年の約80人が門脇小を訪れ、児童に直接LEDライトを手渡した。児童代表の6年武内大弥(ひろや)君は「門脇小は津波と火災で今も悲しい姿で立っています。でも、皆さんの支援で僕たちは元気になってきた。これからもっと元気になって全世界の人たちにお礼をしたい」。佐々木隆哉校長は「学区内の建物は3分の2が倒壊し、かつて309人いた子供たちは散り散りになった。枯れるほど涙を流した子もいるが、手作りライトはきっと心のともしびになる。温かいご支援ありがとう」と感謝した。

 電波工高は昨年の震災後、仮設住宅の情報掲示板を手作りしたほか、子供が安全に遊べるように、車止めとなる仕切り柵を贈るなど地道な活動を続けてきた。この日は、同校を代表して西尾佳斗君が「心が温まるものを、と思って一生懸命作った。今後も被災地支援に関わっていきたい」と力強くあいさつ、学年主任の石井幸司教諭は「自分たちにできることは微力だが、少しでもお役に立てれば」と話していた。
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