東日本大震災

遊佐、鶴岡で津波避難路工事が本格化 5地区、10月完成へ

2012年06月05日
 東日本大震災の津波被害を教訓に、国土交通省酒田河川国道事務所が本県の沿岸2市1町に整備を進めている津波避難路のうち、遊佐町吹浦と鶴岡市堅苔沢の両地区で4日、工事が本格化した。7月上旬までに計5地区で工事に入り、10月までの完成を目指す。

 大震災で想定を超えた津波が沿岸地域を襲ったことを受け、同事務所は吹浦、堅苔沢の両地区の他、鶴岡市の由良、三瀬、酒田市の宮海を合わせた5地区で現地調査を行うなどし、地元住民の意見を取り入れた避難路の整備を進めている。

 このうち、吹浦地区では、月光川や洗沢川に架かる国道7号吹浦バイパス鳥海大橋の北側に避難路を新設。洗沢川右岸の橋桁付近から吹浦バイパスに登り、高台に逃げてもらう。避難路は幅約1.5メートル、長さ約180メートルで、高低差は約15メートル。

 一方、堅苔沢地区は漁港周辺から国道7号に抜ける避難路約80メートルを改修して対応。階段を補修し、新たに手すりを設ける。

 吹浦、宮海の両地区は新設、堅苔沢、由良、三瀬の3地区は既存の避難路の修繕や拡充で対応。整備費は5地区合わせて約5000万円となる。
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