東日本大震災

10万羽の折り鶴、希望のオブジェに 芸工大が支援、仙台でワークショップ始まる

2012年01月14日
世界中の子供たちから届いた折り鶴を投げ上げ、受け止める児童たち=仙台市・エスパル仙台
世界中の子供たちから届いた折り鶴を投げ上げ、受け止める児童たち=仙台市・エスパル仙台
 東日本大震災からの復興を願い、世界中の子供たちが折った10万羽の折り鶴を展示するワークショップ「にじいろぱれっと・ありがとうをかたちに」が13日、仙台市のエスパル仙台で始まった。東北芸術工科大(山形市)が全面的に支援。15日までの3日間、仙台市内の児童らと共に、折り鶴を使って世界地図などのオブジェを作り上げる。

 昨年3月11日の大震災を受けて被災地を励まそうと、米国の団体が呼び掛けて始まった復興支援プロジェクトの一環。世界38カ国の子供たちが心を込めて折った200万羽のうち、10万羽が仙台に届けられた。

 ワークショップはNPO法人東北の造形作家を支援する会(藤原久美子理事長)が主催した。13日に行われたオープニングセレモニーには仙台市の児童180人が参加、児童代表の榴岡(つつじがおか)小6年斉藤詩織さん(12)は「震災をきっかけに日常生活の全てが変わったが、多くの人たちが支えてくれた。折り鶴で作ったオブジェをみんなに見てほしい」とあいさつした。

 ワークショップでは、3.6メートル×4.5メートルの巨大地図に折り鶴を貼ってハート形の世界を完成させる他、透明な四角い箱に折り鶴を詰めて積み上げオブジェを作る。エスパル仙台での展示は15日まで。その後、仙台市内の小学校や市民センターなどに設置する。

 東北芸工大の花沢洋太准教授は「折り鶴を通して世界中の人とつながることができる。楽しく、温かい作品をみんなで作っていきたい」と話していた。
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