東日本大震災

蔵王温泉青年部、痛み共に「力になる」 石巻などで炊き出し、がれき撤去

2011年04月12日
避難所で生活する被災者にカレーライスを提供する蔵王温泉観光協会青年部メンバーら=3月28日、宮城県石巻市
避難所で生活する被災者にカレーライスを提供する蔵王温泉観光協会青年部メンバーら=3月28日、宮城県石巻市
 山形市の蔵王温泉観光協会青年部(斎藤龍太会長)と蔵王音楽祭の若者が集うイベント「龍岩祭」実行委員会(五十嵐康朗会長)が中心になり、東日本大震災被災地の宮城県石巻市などで炊き出しやがれき撤去のボランティア活動を展開している。震災後、宿泊客のキャンセルが相次ぎ、経営状況が厳しくなる中、温泉旅館関係者も参加。12日も現地に向かうなど、準備を含めてこれまでに約100人が携わり、被災者支援を続けている。

 斎藤会長(35)が青年部員に「被災地や被災者に何かできないか」と声を掛け、まずは旅館から布団を集め、山形市総合スポーツセンターに運んだ。3月20日には、NPO法人国境なき奉仕団のチーム山形が石巻市で行った炊き出しに同行し、現地を視察。その後、龍岩祭実行委員会メンバーと活動を開始した。

 炊き出しの初回は、宮城県東松島市でカレーライス1000食を振る舞った。2、3回目となる同28日と今月3日には、約800人が身を寄せる石巻市の渡波小で行い、カレーライスを1500食ずつ作った。下準備は出発前に行い、蔵王温泉の女性たちで組織する「えくぼの会」(斎藤優子会長)などが協力した。

 現地では炊き出し班に加え、がれき撤去班も活動した。「津波の被害に遭ったが、同じ家に住みたい」と、土砂などを屋内から運び出す人たちがいることから、5人程度のグループをつくって家々を回り、作業を手伝っている。12日に現地入りした26人はがれき撤去が役目だ。

 活動には、蔵王温泉の住民や帰省中の大学生、スノーボードのインストラクターなども参加。活動資金は、青年部や実行委員会のメンバーからの寄付金に加え、全国各地の知り合いから募った善意を充てている。

 旅館関係者は経営不安も抱えているが、青年部の斎藤会長は「地元で暮らしたいという思いは分かる。そうできるよう少しでも力になりたい。今後は活動できる人を増やし、現地に週2回は行きたい」と話している。
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