東日本大震災

被災者支援、無理なく長く 山形大・芸工大教員有志が提案

2011年04月06日
「スマイル・トレード10%」を提案する平尾清教授(中央)と宮本武典講師(右)ら=山形市・山形大
「スマイル・トレード10%」を提案する平尾清教授(中央)と宮本武典講師(右)ら=山形市・山形大
 被災者支援を無理なく長く-。東日本大震災を受け、山形大と東北芸術工科大の教員有志が5日、日常の仕事や生活の10%を復興活動に充てることを目指すキャンペーン「スマイル・トレード10%」を提案した。必要な支援とボランティア希望者を結び付けるシステムの開発、学生のボランティア活動を単位として認める、といった取り組みが具体化している。

 キャンペーンで、多くの人が日常の中で続けられる支援体制づくりを図る。山形大エンロールメント・マネジメント室の平尾清教授を中心に進め、東北芸工大美術館大学センター講師の宮本武典さんがプロジェクトを広めるためのデザイン部門を担当している。

 インターネットサイト上でボランティア希望者と受け入れる側を結び付ける「ボランティア・リソース・マッチング・システム」は5月中旬の稼働を目指し準備中。支援される側としたい側のミスマッチ解消へ、まずボランティア希望者ができる支援や空いている時間帯などを登録。その上で県内のNPO団体などから得た、必要な支援内容、時間といった情報と突き合わせ、必要な時・場所にボランティアを派遣する仕組み。

 新学期が始まり、学生ボランティアの減少による人手不足が懸念される中、学生のボランティア活動を後押しする取り組みも始める。山形大では主に1年生を対象にした基盤教育の1科目に、ボランティア活動を組み込み、単位認定することが決まっている。

 平尾教授は「今回の支援は長期戦。長く無理なく続けられる活動をサポートする仕組みが重要だ。学生がボランティア活動する際の後押しについては、今後、ボランティアに関する集中講義なども考えていきたい」としている。宮本さんは「山形に暮らす若者たちの復興のため、1つのムーブメントを教育現場から起こせれば」と話した。
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