東日本大震災

被災地に「アート」を 東北の画家らのNPO、画材募る

2011年04月03日
「アートで被災者を手助けしたい」と語る藤原久美子理事長=仙台市
「アートで被災者を手助けしたい」と語る藤原久美子理事長=仙台市
 本県を含む東北の画家らで組織するNPO法人「東北の造形作家を支援する会」(仙台市)は、東日本大震災の被災地に画材を贈るボランティア活動を始める。津波で自宅やアトリエを流された作家を支援するとともに、絵画教室の主宰者にも届け、被災地の子供たちに「アート」を楽しんでもらう。会は現在、絵の具やクレヨンなどを募っている。

 宮城県石巻市で被災した作家の知人から、支援する会に相談があったのがきっかけ。「命だけは助かったが、アトリエも画材も全部流されてしまった」。藤原久美子理事長は「こうした芸術家は他にもたくさんいるのではと思った。自分たちができることは、アートで被災者を助けること」と話す。

 募集するのはキャンバスや絵の具、スケッチブック、クレヨン、粘土、色鉛筆など。画材とともに、被災して困っている芸術家の情報提供も呼び掛けている。「ゴールデンウイークまでには被災地に届けたい」と藤原さん。

 仙台市青葉区郷六にある支援する会の拠点施設「そあとの庭」自体も震災で被害を受け、使用できなくなった。瓦が落ちた屋根や雨漏りを修理した後、14日から東北芸術工科大(山形市)の卒業生3人による展覧会を企画。復興に向けスタートを切る。

 藤原さんは「食べるものや住むところ、着るものの支援は当然大切だが、自分たちにしかできないことがあるはずだと考えた。芸術家の手助けをすると同時に、絵画教室を主宰する作家への支援を通して、被災した子供たちの心のケアにも役立ちたい」と話していた。問い合わせは仙台美術研究所022(722)3955。
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