東日本大震災

温泉で疲れ癒やして 酒田、南陽

2011年03月27日
広い浴槽で手足を伸ばし疲れをいやす避難者=酒田市・かんぽの郷酒田
広い浴槽で手足を伸ばし疲れをいやす避難者=酒田市・かんぽの郷酒田
 震災後の燃料不足で休館中の温泉宿泊施設「かんぽの郷酒田」(酒田市、三浦義信総支配人)が26日、同市の避難所に身を寄せる被災者のために“臨時営業”し、無料で自慢のお風呂を開放した。

 避難生活の疲れを少しでも癒やしてもらおうと、避難所の市親子スポーツ会館から希望者をバスで送迎。計12種類ある天然温泉の浴槽で、男女計18人の被災者に入浴を楽しんでもらった。

 大津波で家を失った福島県南相馬市の会社員湊章治さん(60)は、酒田に来るまで各地の避難所を転々。報道で他の避難所の惨状も知った。「自分は恵まれていると思う。温泉にも入ることができ、こんなにしてもらっていいのかと感謝している」と話した。

 かんぽの郷酒田は震災の3日後に営業を再開したが、ボイラーの重油が底をつき16日から再び休館していた。三浦総支配人は、宮城県東松島市にある妻の実家が津波で被災したといい、「東松島の避難所では多くの人が風呂に入りたいと希望していると聞く。せめて酒田にいる人には広く温かい風呂でくつろいでもらえれば」と話していた。

 南陽市の赤湯温泉旅館協同組合(須藤清市代表理事)は26日から3日間、米沢市体育館と川西町内の避難所に身を寄せる人たちを対象に、日帰り入浴に招待する取り組みを始めた。

 同組合は支援宿泊プランを設定しているが、置賜地域で避難生活を送るより多くの人に、温泉入浴を通して疲労回復、健康維持に役立ててもらおうと招待した。午前と午後の計2回各1時間(28日は午前)、旅館15軒が持ち回りで受け入れる。

 初日、受け入れ旅館の1ついきかえりの宿瀧波には、子供からお年寄りまで20人が送迎バスで到着。源泉かけ流しの湯船にゆったり漬かり「あ~いい湯だ」と目を細めていた。福島県南相馬市から米沢市に避難してきた高田光好さん(61)は「疲れが取れた。山形の人は優しくて親切。本当に世話になっている」と感謝していた。
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