東日本大震災

避難所で紙パイプの間仕切り紹介 建築家の坂茂さん・山形で

2011年03月26日
紙パイプを組んだ間仕切りを説明する坂茂さん(中央)=山形市総合スポーツセンター
紙パイプを組んだ間仕切りを説明する坂茂さん(中央)=山形市総合スポーツセンター
 中国・四川大地震で紙製パイプを使って小学校の仮設校舎を建てるなどし、世界的に活躍する建築家坂茂(ばん・しげる)さん(東京都)が26日、山形市の避難所の一つ同市総合スポーツセンターを訪れた。避難者のプライバシーを確保する紙パイプの間仕切りを紹介し、「ストレスを軽減してほしい」と、希望者に無償での提供を申し出た。

 坂さんは今回の震災発生時、海外にいた。帰国後、24日から紙パイプを持参し宇都宮市や新潟県長岡市の避難所を訪問。この日、親交のある住宅建築会社社長がいる山形市に入った。

 間仕切りは、厚みのある再生紙製で直径約10センチ×長さ約2メートルのパイプを柱に、約5×約4メートルのパイプを梁(はり)として組む。設置のデモンストレーションでは、慶応大教授時代の教え子や東北芸術工科大の学生らが約10分で、16平方メートルのスペースを“完成”させた。梁に布をかければ部屋のような空間に。広さも調節できるという。

 家族と親戚の約20人で避難し、作業を目にした福島県相馬市、高校2年吉田稔君(17)は「自分の空間がほしいと思っていた」と目を輝かせていた。

 坂さんは「プライバシーが確保されないと精神的疲労から病気になる恐れもある。僕らのできることをやりたい」と話し、この後、岩手県に向かった。
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