東日本大震災

県内の放射線量計測開始から1週間 高いが影響ない水準

2011年03月24日
 福島第1原発の事故で放射性物質が飛散したことに伴い、県が山形市と米沢市の2カ所で24時間のモニタリングを開始し、23日で1週間が経過した。この間、山形で過去最高となる数値を測定し、米沢は山形より高い水準で推移しているが、いずれも人体には影響がないレベル。風向きに左右されてか、本県より原発から遠い東京都内の方が高い数値を示している状況だ。

 山形市の測定は県衛生研究所が実施。原発事故前、同市の空間放射線量の平均値は毎時0.037マイクロシーベルト。原発で火災や爆発が相次いだ後の16日には、過去最高となる毎時0.114マイクロシーベルトを測定した。さらに20日には毎時0.129マイクロシーベルトまで高くなった。

 県は16日、米沢市の県置賜総合支庁でも観測をスタート。初観測のため基礎データはないが、初日の測定で毎時0.142マイクロシーベルトを示し、21日には毎時0.187マイクロシーベルトまで上がった。山形と米沢の数値について、県衛生研究所の阿彦忠之所長は「米沢市の方が山形市より原発に近いことが理由と思われがちだが、直線距離では大差がない。もともと自然界に存在する放射線量の違いが影響してると思われる」と説明する。

 山形市、米沢市、東京都の数値がほぼ同様の“波形”で推移しているのも特徴で、阿彦所長は「放射線物質の漏えい状況を反映した動き」と話す。これまでの気象状況は冬型の気圧配置で本県では北西寄りの風が多い。このためか、原発からの距離が本県の倍以上ある東京都よりも低い水準で推移しているようだ。

 県の原子力対策指針には、放射線量が毎時10マイクロシーベルトを超えた場合、避難準備に入ることが明記されている。阿彦所長は「現在の数値はこの100分の1程度。原発の状況も安定しており、過敏に反応する必要はない」と話している。

 米沢市内での観測について、当初、23日までとしていた県は同日、4月上旬まで延長することを決めた。
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