山形道・笹谷-村田JCT復旧 東北新幹線、一部再開
2011年03月23日
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東北、関東甲信越の交通網は22日、東北新幹線の盛岡-新青森が当初予定を1日早めて運転を再開し、高速道路は東北自動車道の一関(岩手県)-碇ケ関(青森県)、八戸道、釜石道、秋田道の全線が一般車も通行できるようになった。東北新幹線は東京-那須塩原(栃木県)が既に再開しているが、盛岡までの間は被害が大きく、全面復旧には1カ月以上かかる見通し。在来線は、JR飯山線が新潟県の十日町-越後川口で22日から運行を再開した。 東北の高速道路で通行止めが続いているのは常磐道のいわき中央(福島県)-常磐富岡(同)だけとなったが、福島第1原発事故の影響で復旧の見通しは立っていない。 一方、22日からは東北道の宇都宮-一関などの区間で緊急車両の許可証がない大型車も通行可能に。山形道は宮城県内の笹谷-村田ジャンクション(JCT)が速度制限などを残し復旧、うち笹谷-宮城川崎は一般車も通行可能となった。三陸道・利府JCT(宮城県)-仙台東部道路・仙台若林JCT(同)は緊急車両と大型車に限って走行できる。 高速バスは、22日から新たに福島県の会津若松市や喜多方市と東京を結ぶ路線、仙台-青森間などで運行が再開した。新幹線の代替輸送のため高速バス全体で震災前より輸送人員が増えているという。 港湾は22日夜に岩手県の大船渡港が一部復旧。石巻港(宮城県)の復旧は24日ごろにずれ込む見通しだ。 東日本大震災 記事一覧
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