東日本大震災

県内の停電が全面復旧 山形空港、運用24時間化に

2011年03月13日
 東日本大震災に伴い、県内は広い範囲で停電が続いていたが、震災発生から約31時間後の12日午後10時までに、全面復旧した。県の集計では、人的被害は同日午後3時現在、24人に拡大した。

 東北電力山形支店は同日早朝、管内の送電設備に異常がないかどうか目視による点検を再開。震災の発生直後、県内では最大で契約戸数の8割に当たる約52万7000戸が停電したが、安全が確認されたエリアから段階的に通電させ、午後10時までに完全復旧させた。ただ急激に消費電力が増えると電力不足になる恐れがあるとして、同支店は節電を呼び掛けている。

 県の12日午後3時現在のまとめでは、人的被害は24人となった。内訳は死亡1人、重傷6人、軽傷10人、症状不明7人。

 県の同日午後4時20分段階の集計で、市町村が開設した避難所に身を寄せているのは山形、酒田、天童、高畠など15市町村の915人。電力の段階的な復旧に伴い、多くの人が帰宅したとみられる。

 県によると、断水は同日夕現在、酒田市、新庄市、長井市、南陽市、遊佐町などで続いている。

 消防庁の要請に基づき、岩手県に赴いた緊急消防援助隊山形県隊(33隊、137人)は同日早朝、大船渡市と陸前高田市で救助活動を開始した。

 国土交通省は12日から、物資輸送などの救援機が離着陸できるよう山形空港の運用を24時間化した。

県内設備問題なく、想定より早く復旧
 今回の地震では、本県向けの電気も供給している宮城県内などの発電所が津波の影響で軒並みストップ。東北管内全体が電力量不足になり、東北電力山形支店は県内での全面的な復旧には時間がかかるとみていた。

 しかし「県内は送電設備などに問題がなく、一部の発電所も稼働を再開させたことから、想定以上に早く復旧できた」と同支店では話している。
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