永田町ウオーキング

>>山形新聞トップ >>永田町ウオーキング >>衆院議員会館(上) 常在戦場、漂う緊張感

永田町ウオーキング

衆院議員会館(上) 常在戦場、漂う緊張感

2015/3/1 17:42
国会西側に並ぶ3棟。手前から衆院第1、衆院第2、さらに参院の各議員会館

 国会議事堂の西側に、通りを挟んでビル3棟が並ぶ。ほぼ同じ外観で、首相官邸前の交差点から望むと、順に衆院第1議員会館、衆院第2議員会館、参院議員会館。永田町の再開発で、2010年6月に完成した。

 いつ解散があるか分からない衆院議員は「常在戦場」の気構えがあるとされ、二つの議員会館は一種独特の緊張感に包まれる。議員と秘書をはじめ、官僚、要望で地元から訪れた首長、地方議員らで終日ごった返す。

 県関係衆院議員4氏のうち、3氏は第1会館を使用。県1区の遠藤利明氏(自民)は703号室で、多いときには7人のスタッフが詰め、働き盛りの議員をエネルギッシュに支援する。部屋に入ると「たたき上げ」「ダントツ」といった凝ったキャッチフレーズの歴代ポスターが出迎える。

 同じ有隣会に入った県3区の加藤鮎子氏(同)は程近い705号室。羽黒山五重塔、加茂水族館の大型ポスターを張り、地元鶴岡市をアピール。南向きの窓辺では、初当選を祝って選挙区の関係者らから贈られたコチョウランが咲き誇る。

[PR]
[PR]