連載企画
飯豊連峰縦走
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■風雨にガス、悪天候<第5日> 出発までの間に即席の救助訓練
2010年07月31日 掲載
梅花皮小屋を後にした縦走隊は荒天の中を進み北股岳の頂上に立った=30日午前11時51分
一行は終日悪天候に悩まされた。
途中の登山道脇に咲いていたタテヤマウツボグサは、霧の中で目を引いた=30日午後1時43分
このため出発を遅らせ、梅花皮小屋で早めの昼食を取ってから行動することに。その間小屋の中では、登山ガイドの吉田岳(たかし)さん(41)=小国町=を講師役に、即席の救助訓練が始まった。滑落者を、滑車の仕組みを利用して少ない力で引き上げる方法。メーンロープ、補助ロープ、カラビナを組み合わせる技術を指導した。生徒は、一行の林業増田光秀さん(36)=同、山形大ワンダーフォーゲル部OBの林業金野伸さん(25)=同、山形大自然に親しむ会の高橋和也さん(24)=工学部4年、米沢市=と小寺義(ただし)さん(23)=理学部4年、山形市=の4人。どこまで山好きなんだ、というか、どこまで体力があり余っているんだ、君たちは。 小屋を出てすぐの北股岳(2024メートル)は、一行にとって最後の2000メートル峰。だが風雨に、ゆっくりしている余裕はない。門内岳、胎内山、扇ノ地紙、地神山と、山形県の地図でいえばあごの辺りの稜線(りょうせん)上を、急ぎ足で下った。途中で雨はやんだが、体のバランスが崩れそうになったり、帽子が飛ばされそうになる強風はやまない。咲き誇っていた紫のタカネマツムシソウ、タテヤマウツボグサ、ピンクのイブキトラノオ、そしてクルマユリなどを楽しむ余裕はない。頼母木山からは山形、新潟県境を離れ、新潟県に入った。
5日目の行程は冷たい風雨にさらされ続けた。寒さに耐えながら頼母木小屋を目指す=30日午後2時17分
(飯豊連峰縦走取材班) ●=木ヘンに八 飯豊連峰縦走 記事一覧
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