連載企画
月山・夏変化■鳥のさえずり背に肘折から出発 <第1日>
2009年07月27日 掲載
夏の月山を踏破して多彩な魅力を体感する山形新聞のパーティー6人が27日朝、大蔵村の肘折口から出発した。8月1日までの6日間、山中を巡るさまざまなルートをたどりながら、登山客でにぎわう夏山の今や、残雪に彩られた景観、目を楽しませる花々などを、衛星携帯電話を活用して伝える。
月山山頂まで17キロ。肘折口から登り始める踏破隊=27日午前8時17分
一行は前日、大蔵村の肘折温泉に宿泊した。月山は庄内、最上、村山地方の境に位置する標高1984メートルの独立峰。湯殿山、羽黒山とともに古来信仰を集め、各地から八方七口といわれる登拝の道が延びる。庄内側の手向口、大網口、七五三掛(しめかけ)口(いずれも鶴岡市)、最上の肘折口、村山からは岩根沢口、本道寺口、大井沢口(いずれも西川町)。このうち、唯一東側に向いた肘折口は、最上地方だけでなく宮城、岩手からも多くの登拝者が訪れた。 信仰の山だっただけではない。月山は松尾芭蕉、斎藤茂吉(上山市出身)らが足を運んだ歌枕で、森敦の小説「月山」の舞台にもなった。
月山の登山口にあたり、かつて登拝者の宿泊も多かった肘折温泉。名物の朝市がにぎわう=27日午前6時14分
肘折から林道を4キロほど進むと「磐梯朝日国立公園 月山登山口」の案内標識が立つ。目指す念仏ケ原避難小屋までは9キロ。鳥のさえずりを聞きながら、いよいよ出発だ。 (月山踏破取材班=報道部・鈴木雅史、堀川貴志) 月山・夏変化 記事一覧
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