談話室

▼▽カラシニコフ自動小銃は世界の紛争地で使われ「人類史上最も多くの人を殺した武器」と称されている。その生みの親である旧ソ連の銃器設計者、ミハイル・カラシニコフ氏の銅像が昨秋モスクワ中心部に建てられた。

▼▽除幕式でロシア文化相は、中東などから今も関心が根強いカラシニコフ銃を「ロシアの本物の文化的ブランド」と述べた。だが殺戮(さつりく)の道具や開発者を褒め讃(たた)える風潮は賛同できない。当の本人でさえ生前、大量の人命を奪ったことに「心の痛みが耐え難い」と苦悩していた。

▼▽農家に生まれた同氏は、世界的なヒット作となっても年金などで質素に暮らし、芝刈り機など農民の助けになる機械を発明すれば良かったと漏らしたこともあった。5年前の死去に際し本紙が伝えている。自身の銅像建立、銃暴力があふれる世界を泉下からどう見ているか。

▼▽米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件が波紋を広げている。人口3億2400万人の米国で銃は2億7千万丁との推計もある。惨事が繰り返されてもトランプ大統領の本格対策への腰は重い。闇から抜け出す道は見いだせないのか。銃の規制へ、為政者の決断が待たれる。

(2018/02/23付)
最新7日分を掲載します。
  • 2月23日
  • ▼▽カラシニコフ自動小銃は世界の紛争地で使われ「人類史上最も多くの人を殺した武器」と称されている。その生みの親である旧ソ連の銃器設計者、ミハイル・カラシニコフ氏の銅像が昨秋モスクワ中心部に建てられた。[全文を読む]

  • 2月22日
  • ▼▽73年前の8月、その日本兵は旧満州(現中国東北部)の守備陣地にいた。16日の夜明けから、陣地は旧ソ連軍の猛攻撃を受け、戦友が次々倒れた。「灼熱(しゃくねつ)の砂がどくどく兵の血を呑(の)む」。地獄絵を兵士は後に句にした。 [全文を読む]

  • 2月21日
  • ▼▽まだ厳寒期とはいえ、日差しが届けば道端の雪塊が輝き、頬に春めいた風が感じられる。かつて東根の果樹農家が「花芽が動く」と嘆いた日も、そんな晴天だった。理由を聞いて納得した。「今、動いたら困るからよ」[全文を読む]

  • 2月20日
  • ▼▽猫は、実は虎の師匠である。中国にはこんな言い伝えがあるという。清代の猫百科書に曰(いわ)く「虎は、猫が機敏ですばしっこいのを羨み(うらや)、猫に師事したいと頼んだ。まもなく虎は猫そっくりに振るまえるようになった」。 [全文を読む]

  • 2月19日
  • ▼▽クリームパンを日本で初めて販売したのは相馬愛蔵とされる。1904(明治37)年、シュークリームをヒントに発売し大評判となった。和洋菓子やカレーの老舗で知られる「中村屋」(東京・新宿)の創業者である。[全文を読む]

  • 2月18日
  • ▼▽森鷗外が1890年に発表した短編小説「うたかたの記」は、バイエルン王国を舞台にした日本人画学生の男とモデルの女性の悲恋物語である。心を病む国王が起こす騒動と、湖での水死事故がストーリーの鍵になる。[全文を読む]

  • 2月17日
  • ▼▽故渥美清さん主演の映画「男はつらいよ」シリーズは劇中さまざまな“名言”を生んだ。人気投票による名言ランキング(2014年度版)の上位にこんな台詞(せりふ)も入っている。「ザマ見ろ、人間理屈じゃ動かねえんだ」 [全文を読む]

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