談話室

▼▽昔々、山道で柿売りとなんば(唐辛子)売りの商人(あきんど)2人が吹雪に遭って迷ったけど―。辺りは暗くなり、腹が減ってくる。柿を食べ始めた柿売りになんば売りが「なんばど柿ば取っかえで呉(け)ろや」と頼むが、断られる。

▼▽大蔵村に伝わる昔話である。諦めたなんば売りは「雪ば丸(まる)べて、ほれさなんば粉(こ)ばまぶして食ったけど」。朝までに柿売りは息絶えたが、なんば売りは辛くて体に火が付いたようになり「真っ赤ぐなってマメ(元気)でいだけど」(村教委編集「大蔵の民話『昔話編』」)。

▼▽唐辛子に肖(あやか)らずとも、雪上のこの戦いは熱く燃える。国内有数の豪雪地・大蔵村肘折であす25日に開かれる「地面出し競争World Cup in肘折」である。雪を掘り進め、地面の土を審判に届けるまでのタイムを競う。9回目を迎える大会には39チームが出場する。

▼▽23日午後5時現在の積雪深は358センチ。「今後の降雪によっては雪が最も多い大会になる」と言う事務局の担当者は「過酷でホットな戦いになる」と展望する。上位チームに贈られる金、銀、銅のスコップの行方は―。攻略法を探る場になる今夜の前夜祭から戦いは始まる。

(2018/02/24付)
最新7日分を掲載します。
  • 2月24日
  • ▼▽昔々、山道で柿売りとなんば(唐辛子)売りの商人(あきんど)2人が吹雪に遭って迷ったけど―。辺りは暗くなり、腹が減ってくる。柿を食べ始めた柿売りになんば売りが「なんばど柿ば取っかえで呉(け)ろや」と頼むが、断られる。 [全文を読む]

  • 2月23日
  • ▼▽カラシニコフ自動小銃は世界の紛争地で使われ「人類史上最も多くの人を殺した武器」と称されている。その生みの親である旧ソ連の銃器設計者、ミハイル・カラシニコフ氏の銅像が昨秋モスクワ中心部に建てられた。[全文を読む]

  • 2月22日
  • ▼▽73年前の8月、その日本兵は旧満州(現中国東北部)の守備陣地にいた。16日の夜明けから、陣地は旧ソ連軍の猛攻撃を受け、戦友が次々倒れた。「灼熱(しゃくねつ)の砂がどくどく兵の血を呑(の)む」。地獄絵を兵士は後に句にした。 [全文を読む]

  • 2月21日
  • ▼▽まだ厳寒期とはいえ、日差しが届けば道端の雪塊が輝き、頬に春めいた風が感じられる。かつて東根の果樹農家が「花芽が動く」と嘆いた日も、そんな晴天だった。理由を聞いて納得した。「今、動いたら困るからよ」[全文を読む]

  • 2月20日
  • ▼▽猫は、実は虎の師匠である。中国にはこんな言い伝えがあるという。清代の猫百科書に曰(いわ)く「虎は、猫が機敏ですばしっこいのを羨み(うらや)、猫に師事したいと頼んだ。まもなく虎は猫そっくりに振るまえるようになった」。 [全文を読む]

  • 2月19日
  • ▼▽クリームパンを日本で初めて販売したのは相馬愛蔵とされる。1904(明治37)年、シュークリームをヒントに発売し大評判となった。和洋菓子やカレーの老舗で知られる「中村屋」(東京・新宿)の創業者である。[全文を読む]

  • 2月18日
  • ▼▽森鷗外が1890年に発表した短編小説「うたかたの記」は、バイエルン王国を舞台にした日本人画学生の男とモデルの女性の悲恋物語である。心を病む国王が起こす騒動と、湖での水死事故がストーリーの鍵になる。[全文を読む]

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