談話室

▼▽「清流の女王」とも称されるアユはしばしばお国自慢の種になる。水質汚染に弱いため、遡上(そじょう)するのはきれいな河川。豊かな自然が保たれた古里を宣伝するにはうってつけだ。アユを特産品に謳(うた)う自治体は全国にある。

▼▽高知県では毎年、全国各地で取れたアユを塩焼きにして、河川の名前を伏せた状態で参加者が味などを評価する「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」が開かれる。2007年に寒河江川が“県勢”で初めてグランプリに輝いた。後に「清流寒河江川のアユ」は寒河江市の魚に選定された。

▼▽本紙23日付1面で白鷹町の「鮎まつり」を紹介した。炭火焼きの香りが漂うような写真に誘われ出掛けた方もおられよう。食通で知られる北大路魯山人曰(きたおおじろさんじんいわ)く「アユは土地土地で自慢するが、それは獲(と)りたてを口にするからで、結局地元がいちばんうまい」。もっともな話だ。

▼▽お国自慢といえば大相撲の力士も挙げられる。秋場所、同町出身の白鷹山(はくようざん)は10勝5敗の好成績で十両優勝争いにからんだ。関取として初めて勝ち越した際の談話は「負けるのは自分のせい。勝つのは人のおかげ」。驕(おご)らぬ青年の躍進は町民のみならず県民としても誇らしい。

(2018/09/24付)
最新7日分を掲載します。
  • 9月24日
  • ▼▽「清流の女王」とも称されるアユはしばしばお国自慢の種になる。水質汚染に弱いため、遡上(そじょう)するのはきれいな河川。豊かな自然が保たれた古里を宣伝するにはうってつけだ。アユを特産品に謳(うた)う自治体は全国にある。 [全文を読む]

  • 9月23日
  • ▼▽語らいの時が過ぎ、遠来の客が辞去する前にもてなした側が切り出す。「んだらばここらで〈また来い茶〉を一服してもらてが。また必ず来てけらっしゃいな」。語尾の「ちゃ」に「茶」をかけて心から別れを惜しむ。[全文を読む]

  • 9月22日
  • ▼▽どこか飄々(ひょうひょう)とした雰囲気をまとっていた。山形国際ドキュメンタリー映画祭の事務局長をかつて務めた宮沢啓(ひらく)さんである。2年に1度の映画祭期間中、事務方はてんてこ舞いの忙しさだが慌てていた様子は記憶にない。 [全文を読む]

  • 9月21日
  • ▼▽北海道の地震に伴う活動自粛、安倍晋三首相のロシア訪問による論戦の水入りもあったが、終盤は一気に過熱した。自民党総裁選である。農相への辞任圧力問題を巡る「パワハラ」「冷や飯」の批判合戦も熱を帯びた。[全文を読む]

  • 9月20日
  • ▼▽大手の企業でも、そもそもは地方が発祥地という例は少なくない。ヨネックスもその一つ。沿革をたどると、戦後、新潟県の旧塚山村(現長岡市)で創業者の名を冠した「米山製作所」として産声を上げたのが源流だ。 [全文を読む]

  • 9月19日
  • ▼▽3種類の訳文を試しに列挙してみる。「世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ」と「生か、死か、それが疑問だ」、もう一つは「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」。元は同じ英語のせりふである。 [全文を読む]

  • 9月18日
  • ▼▽「イナゴ飯(めし)って食べたことある?」。かつて取材でお世話になった方から突然聞かれたことがあった。「アナゴ飯ですか?」。聞き間違いと思い問い返すと、笑顔で「白いご飯にイナゴの佃煮(つくだに)をたっぷりまぜたやつ」。[全文を読む]

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